弊社で製作する門扉には基本的にはどのような錠前でも組み込むことが可能です。
ただし、外部の雨ざらしになる場所で使用されるケースが多く、
電気錠を使用される場合は防滴仕様に対応した物しか組み込めません。
※実際に組み込むことは可能ですが、雨風の影響による動作保証はできかねます。
シリンダー
シリンダーは、鍵を差し込んで回すことで扉の施解錠を行う部分です。鍵の種類によってシリンダーの形状や構造は異なりますが、基本的には以下の部品で構成されています。
- ピン: 鍵穴に挿した鍵とシリンダー内部のピンが噛み合うことで、正しい鍵かどうかを判断します。
- ドライバー: 鍵を回すことで、シリンダー内部の部品を動かし、デッドボルトやラッチボルトを操作します。
- ハウジング: シリンダー内部の部品を保護する外側のケースです。
シリンダーには、防犯性を高めるために様々な工夫がされています。例えば、ピンの数や形状を増やす、ディンプルキーやピンインピン構造を採用するなど、より複雑な構造にすることで、不正開錠を困難にしています。
サムターン
サムターンは、室内側から扉の施解錠を行うためのつまみです。サムターンはシリンダーと連動しており、サムターンを回すことでデッドボルトやラッチボルトを操作できます。
サムターンには、防犯性を高めるために様々な工夫がされています。例えば、サムターン回し対策として、サムターンカバーやサムターンガードを取り付けることで、サムターンを工具で回すことを防ぎます。
空錠
空錠は、ラッチボルトのみを備えた簡易的な錠です。デッドボルトがないため、防犯性は低いですが、扉の開閉を簡単にできるというメリットがあります。
空錠は、主に室内ドアや勝手口などに使用されます。防犯性を重視する場合は、空錠ではなく、デッドボルト付きの錠を使用することをおすすめします。
まとめ
鍵は、シリンダー、サムターン、空錠などの部品で構成されています。それぞれの部品が異なる役割を持ち、鍵の機能や防犯性を左右します。
鍵を選ぶ際には、用途や設置場所に合わせて、適切な機能と防犯性を備えたものを選ぶことが重要です。