●ポイント1:明るさ
明るさの基準は、ルーメン(lm)をチェック
明るさを選ぶ際、ワット(W)数を見て数値が高い方が明るいと判断する人が多いようですが、厳密に言うとそれは間違いです。白熱電球の場合、明るさは消費電力(W)で表されますが、LED電球では、明るさはルーメン(lm)の単位で示され、ルーメンの数値が高いほど光が明るいと言えます。
LED電球の場合、○○W相当の明るさと表示されている場合も多いので、参考にしましょう。白熱球と同等の明るさのLED電球を選びたい場合は下記の表をご参照下さい。
■白熱球 口金E26
白熱球(W) | 20W | 30W | 40W | 50W | 60W |
LED電球(lm) | 170lm以上 | 325lm以上 | 485lm以上 | 640lm以上 | 810lm以上 |
■ 小型電球 口金E17
白熱球(W) | 25W | 40W | 50W |
LED電球(lm) | 230lm以上 | 440lm以上 | 600lm以上 |
●ポイント2:大きさ
基本的にはLED電球の方が大きいという点にご注意ください。
LEDは熱に弱い為、放熱が必要となります。 発光部分以外の金属部分は、放熱用のヒートシンクで熱を外に逃がしています。 その為、電球自体の大きさが白熱球よりも大きい事が多いです。
ガラスシェードなどで電球部分が覆われている照明器具の場合は、サイズが合わない場合がありますので、事前に寸法を調べておくことをお薦めします。
●ポイント3:光の色
シーンに適した光の色を選択しましょう
電球には主に電球色、昼白色、昼光色と種類があります。
それぞれ放つ光の色は異なりシーンに適した光の色を選択しましょう。
電球色 | 昔からある電球のようなオレンジがかった光色 リラックスしたい場所、寝室などに |
昼白色 | 太陽光に似たナチュラルで自然な明るさ リビングやダイニングといった場所に |
昼光色 | 昼白色より白く少し青みがかって見えやすい明るさ オフィスやなど集中させる場所に |
●ポイント4:口金サイズ
口金サイズは間違えないように
口金とは、電球をソケットに差し込む金具部分の名称です。
一般的には、E26とE17が多く使用されますが、当社の製品にはE12口金のシャンデリア球を使用する器具も多くあります。E+数字は、単位(mm)です。
口金サイズを間違えると、明るさや電球サイズも変わりますし、お取り付けできないのでご注意を。
●ポイント5:光の方向
光の方向を確認しましょう
LED電球には光が全方向に広がる【全般配光】と、下方向に広がる【準全般配光】の種類があります。
全般配光 | 主に部屋を明るくしたい場所 | リビングやダイニングにおすすめ |
準全般配光 | スポット的に照らしたい場所 | トイレなやダウンライトなどはこちらがお薦め |
※ルーメン数や電球色が合っていても、方向が間違っていると明るさの感覚に誤差が生じてしまいます。
●ポイント6:調光機能
調光機能の対応可否にご注意下さい
LED電球には、調光機能対応のものと非対応のものがあります。
間違えて調光機能のある照明器具に、調光非対応のLED電球を取り付けてしまうと故障の原因となります。
調光100%点灯状態にしていたとしても故障の恐れがあります。
※調光機能のある照明器具の電球交換は、必ず確認して下さい。
●ポイント7:密閉型器具の場合
密閉型器具、密閉に近い器具には気をつけましょう
洗面所やバスルームなど防滴使用の照明器具に多い、カバーなどで電球が覆われ閉じ込められた状態のものを密閉型器具と言います。
LED電球は熱に弱いため、充分に放熱できない環境で使用すると短寿命、故障の原因となります。
密閉型器具には、対応LED電球を使用してください。
●ポイント8:密閉型器具の場合
断熱材施工器具は、マークをチェックしましょう
天井に多く取り付けられているダウンライトなど、防音・省エネのために照明器具の周りに断熱材が施工されているものを、断熱材施工器具といいます。
まず断熱材施工器具の「SB」「SG」「SGI」マークがあるかチェックしましょう!
それは、覆われている断熱材により温度が高温になり、LED電球の放熱がうまくできず電球が故障、短寿命につながってなってしまいます。
この場合も断熱材施工器具に対応したLED電球を選択しましょう。